わたしがYouTubeチャンネルの音声編集を担当していたときに一番役に立ってくれたのはWAVESのプラグインでした。WAVESのプラグインはとても良く出来ていて、とても簡単に高音質にしてくれます。
このWAVESのプラグインをDAWを使わずに活用する方法を解説していきます。
WAVESのプラグインをインストールする方法
わたしが全てのYouTuberにおすすめしたいと思うくらい便利で、高音質にしてくれるエフェクターはこの「Renaissance Vox」です。
どんなエフェクターなのか簡単に説明すると、コンプレッサー+リミッター+ノイズゲートという3つのプラグインが1つで実現できてしまうという便利なエフェクターです。これを使って、WAVESのプラグインを使う方法を解説していきます。
WAVESのプラグインはWAVES Centralでインストールします。
WAVES Centralはこちらからダウンロードできるのでインストールしてください。
WAVES Centralを開いて、「Install Products」の画面でインストールしたいプラグインを選択します。
「Install & Activate」をクリックするとプラグインがインストールされます。
インストールができるとこのように「Activated」と「Installed」にチェックマークがつきます。WAVESのプラグインひとつにつき、アクティベーションできるのは1PCだけになっています。
NanoHostでWAVESのプラグインを使えるようにする
WAVESのプラグインは基本的にDAWで使うエフェクターです。これをプラグイン単体で使えるようにするためにNanoHostというアプリを使います。
ダウンロードするとZIPファイルになっています。
ZIPファイルをデスクトップなどに展開しておきます。
NanoHostのフォルダを開いて「NanoHost64bit.exe」をコピーします。
Cドライブの「Program Files>VSTPlugins」を開いて、コピーしたexeファイルをペーストします。このフォルダにあるDLLファイルがWAVESのプラグインです。
exeファイルをDLLファイルと同じ名前にします。この例では「WaveShell1-VST 12.7_x64.exe」にしています。
exeファイルとDLLファイルを同じ名前にすると、exeファイルを開くだけでWAVESのプラグインが使えるようになります。
録音するために毎回プラグインのフォルダを開くのは面倒なので、exeファイルを右クリックでドラッグしてショートカットを作成しておくと便利に使えると思います。
NanoHostとWAVESのプラグインで録音する
NanoHostとプラグインを使って録音する詳しい解説は、こちらの記事でしているので参考にしてください。
この記事ではWAVESのRenaissance Voxに限定した使い方を解説していきます。
「Config>Audio Output Settings」を選択します。
マイクかオーディオインターフェイスの「ASIO」を選択します。
マイクに声を入れてみて、声が入っていれば次へ進みます。
「Comp」のつまみを下げていくとOutputが大きくなると思います。
Compのところで赤く、エフェクトがちょっとかかっているくらいがちょうど良い設定です。
オーディオインターフェイスを使っていたらギリギリノイズが聞こえないくらいまでGAINのつまみを上げていって音量を調整します。大きめの声を出したときに、OutPutの下の数字が-5〜-10くらいに収まると適正な大きさの音量になっています。
「Gate」のところのつまみを上げていくと、無音時のノイズを消すこともできます。
音量の設定ができたら実際に録音してみましょう。
「Recorder>Start Recording」で録音を開始できます。
「Recorder>Stop Recording」で録音を止めます。
「はい」をクリックしてファイル名を入力すると、音声ファイルをwavで保存できます。