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【Windows11】仮想オーディオデバイス「VB-CABLE」の基本的な使い方(とOBSの関係)

前回、DAWを使わずにエフェクターを使う方法としてVB-CABLEを使いました。

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今回はこのVB-CABLEの使い方をもっと詳しく解説していきます。

ちなみに……もしゲームの録画や配信をしたい場合、OBSを使うのであればVB-CABLEは必要ない場合があります。記事の後半で解説しているので参考にしてください。

ちなみにわたしは、Macでも使っています。

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仮想オーディオデバイスVB-CABLEのインストール

VB-CABLEを複数同時に使いたい場合は有料の寄付をする必要がありますが、ひとつだけで使うのであれば無料で使えるアプリになっています。

まずVB-CABLEのページからアプリをダウンロードします。

 

Windows版をダウンロードすれば、Windows10でもWindows11でも使えます。

ダウンロード

 

ダウンロードしたZIPファイルを右クリックして「すべて展開」します。

全て展開



「展開」をクリックすると同じフォルダに展開されます。

展開

 

展開されたフォルダが開くので「VBCABLE_Setup_x64.exe」を右クリックして「管理者として実行」します。

管理者として実行

 

「Install Driver」をクリックするとインストールされます。

Install Driver

 

「OK」をクリックします。

OKをクリック

Webページが開きますが閉じても大丈夫です。

再起動するとインストールが完了します。

仮想オーディオデバイスの仕組みとVB-CABLEの使い方

そもそも仮想オーディオデバイスってよくわからないかもしれません。

例えば、インターネットで再生している音楽をそのまま録音することはできません。これを仮想オーディオデバイスを使うことで録音したり配信したりすることができます。

仮想オーディオデバイス

スピーカーのように実際に存在するデバイスではないので「仮想オーディオデバイス」という名前になっています。今回解説しているVB-CABLEもこの図のように動作します。

 

例えば、YouTubeでフリーの音楽を流しながら仮想オーディオデバイスを使ってみます。

YouTubeを流しながら「設定>システム>サウンド」を開くとスピーカーから音が出ていることがわかります。

スピーカーの音

 

この状態で「出力」を「CABLE Input」、入力を「CABLE Output」にします。

出力と入力

 

このように出力→入力と同じ音が流れます。

出力→入力

 

先ほどの図で書くとこのようになっています。

仮想オーディオデバイスの図

「出力」を「CABLE Input」、入力を「CABLE Output」にする。

これが基本的なVB-CABLEの使い方です。

 

Windows11でも同じように使えます。

「設定>システム>サウンド」で出力をCABLE Inputにします。

出力設定

 

このように同じ音が出力→入力に流れています。

出力→入力

 

このVB-CABLEを使って高音質で音声を録音する方法を紹介しているので興味があったら読んでみてください。

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音が出ない?VB-CABLEの音をモニタリングする方法

VB-CABLEは無料の仮想オーディオデバイスなのでありがたいですが、欠点としてモニタリングをして音を聴くことができないアプリになっています。どういう音が録音されたり配信されたりしているのかわからないと不安ですよね。

ちょっと難しくなりますが、モニタリングする方法があります。

 

Windows10では「スタート>Windowsシステムツール>コントロールパネル」を開きます。

Windows11では「スタート>すべてのアプリ」をクリックしてから……

すべてのアプリ

 

「Widnowsツール>コントロールパネル」を開きます。

コントロールパネル

 

Windows10も11も、コントロールパネルの「ハードウェアとサウンド>オーディオデバイスの管理」を選択します。

オーディオデバイスの管理

「録音」タブの「CABLE Output」を選択して「プロパティ」をクリックします。

プロパティ



「聴く」タブをクリックします。

聴く

 

「このデバイスを聴く」にチェックを入れて、再生するスピーカー(もしくはヘッドホンなど)を選択します。

再生するスピーカー

 

これで、VB-CABLEに入力された音をスピーカーなどで聴くことができます。

音のメーター

 

ちなみに、配信アプリとしてOBSを使う場合、普通の配信や録画であればVB-CABLEは必要ないと思います。以下で普通の配信環境を作って解説しているので、合わせて参考にしてください。

OBSを使ってゲーム配信や録画をしたい場合は?

音声録音に関連してOBSで録音や配信する場合も解説しておきます。

obsproject.com

 

OBSのデスクトップ音声にゲームの音が入ります。

「設定>プロパティ」をクリックして「既定」になっていることを確認します。

OBSのデスクトップ音声

 

OBSのマイクにオーディオインターフェイスなどの音声が入ります。「設定>プロパティ」でこれも「既定」になっていることを確認します。

OBSのマイク

 

Windowsの設定を開きます。ここではWindows11の画面ですが、Windows10でも同じ設定です。「システム>サウンド」を開きます。

システム>サウンド

 

この「出力」をスピーカー(もしくはヘッドホン)にします。

出力

 

「入力」はオーディオインターフェイスかマイクのままで大丈夫です。

入力

 

この状態でゲームを起動すると音声はこのように流れます。

音声の流れ

OBSのゲームキャプチャを設定してゲームを起動するとこのように、ゲームの音声(デスクトップ音声)とマイク(オーディオインターフェイス)の音声が入力されています。

ゲームキャプチャ

 

デスクトップ音声が入力されていないなら、「システム>サウンド」の設定で他の出力先を選んでしまっているかもしれません。もしVB-CABLEを入れてしまっていて、出力先がCable Outputになっていると、録音もモニタリングもできないので困ったことになります。確認してみてください。

OBSを使うのにVB-CABLEが必要な場合って?

普通の録画や配信でOBSを使うのであればVB-CABLEは必要ありません。

どういう場合に必要になるかとなると、例えばボイスチェンジャーで声質を変えながら、ゲームの録画や配信をしたいとなってくるとVB-CABLEが必要になってきます。このような図になります。

VB-CABLEが必要な図

では実際に「恋声」を使って声質を変えながら録画や配信する場合をやってみます。

 

恋声の設定はこのように「マイク」から入力して「Cable Input」へ流します。

マイクから入力



OBSの音声を設定するために「設定>音声」を開きます。

設定>音声

 

デスクトップ音声を「スピーカー」、マイク音声を「Cable Output」にします。

デスクトップ音声とマイク音声

 

これで設定としては正しくできているので、ゲームを起動してちゃんとキャプチャできていれば、ゲームの音声と、恋声を通したマイク音声が録画できます。

恋声を通したマイク音声

 

ただし……このやり方が現実的かとなると話は変わってきます。

VB-CABLEを使えばOBSへの音声ルーティングができますが、恋声の遅延が0.4〜0.8秒あるので、リアルタイムで配信するのは厳しいでしょう。録画するにしても、映像は遅延しませんが音声だけ遅延するので……ゲームの録画と恋声での別録り音声の方が現実的で簡単です。